スイスのスタートアップ企業であるデスティヌスは、スペイン政府による水素燃料の超音速航空機の開発を支援するため、スペイン科学省の取り組みに参加すると発表した。
スペイン科学省は、テクノロジー企業やスペインの大学が参加するこの取り組みに1,200万ユーロを拠出する予定だ。
デスティナス社の事業開発・製品担当副社長、ダビデ・ボネッティ氏は、「これらの助成金を受け取ったことを大変嬉しく思います。そしてさらに重要なのは、スペイン政府と欧州政府が当社と足並みを揃えて水素飛行の戦略的道筋を進めていることです」と述べた。
デスティヌスは過去数年間にわたり試作機のテストを行っており、2機目の試作機「アイガー」は2022年後半に飛行に成功した。
デスティヌスは、時速6,100キロに達することができる水素を動力とする超音速機を構想しており、これによりフランクフルトからシドニーまでの飛行時間が20時間から4時間15分に短縮される。フランクフルトと上海間の所要時間は2時間45分に短縮され、現在の旅程より8時間短縮される。
投稿日時: 2023年4月4日
